売りは早かれ、買いは遅かれ

このところ、新型コロナウイルスの影響で株式市場はやや荒い値動きになっています。

昨日の日経平均株価は3カ月ぶりの安値を付けました。

今日はその反動で一時450円近く上がりましたが、その後落ち着いています。

デートレードをする人たちは大忙しかもしれません。


さて、株などの取引を行ってきた先人達の間では様々な「格言」が言い伝えられています。

人が行うことなので、どうしても感情に流されることもあります。

(最近はAIファンドマネージャーもいますが)

感情に流され取引をして、あとで「ああ、失敗した」ということも少なくありません。


投資に勝率100%はあり得ません。

どんなに経験を積んだ人でも損をすることもあります。

ただ、経験を積み、資産を増やしている人たちに共通するのは 「負けは小さく」 ということです。

そんなことを格言にしたものもたくさんあります。

格言はそんな先人たちの経験則。

投資を行う人にとってはとてもありがたいものであったりします。


今回ご紹介する「売りは早かれ、買いは遅かれ」はそんな先人たちの格言の一つです。


「売りは早かれ」はポジションを持った人、つまり既に買っている人は「売りの判断は早めにしろ」ということです。

タイミングを逸すると損失が膨らんだり、儲けそこなったりすることがあります。

そうなってからでは後の祭り。

売りの判断は早め早めに、というのが負けを小さくする、あるいは確実に稼いでいくためには重要だ、ということです。


一方、「買いは遅かれ」は買うときは慌てなくても大丈夫、慎重にしなさい、という意味です。

もし、買い時を逸して狙っていた銘柄が値上がりしてしまった場合、得られたかもしれない利益を得損ねたということはあるかもしれませんが、実質の損はありません。

値上がり局面で「乗り遅れちゃいけない」と考えて焦ると往々にして、そのタイミングをピークに下がり始める、ということも珍しくありません。

慎重に判断すれば、もっと安く買うタイミングがあるかもしれません。


投資に「タラレバ」はありません。

こうした格言を知っていることは投資を行う上ではとても参考になると思います。


毎日相場とにらめっこしている人達ばかりではないでしょう。

トレーダーとしてではなく純粋に株式投資をするならば、株価チャートを見るときも短期ではなく、少しレンジの長いチャートを見て、大きな流れに乗るほうが安全だと思います。

ここ最近のように相場が荒れているときでも一喜一憂しないこと。

それも大切なことです。


西山ライフデザイン「目指せ、ワンダフルライフ!」

西山ライフデザインは大田区雪が谷大塚で開業する「不動産業+FP事務所」です。 「不動産に強いファイナンシャルプランナー」として、お客様の立場に立ち、誠意を込めてお客様の「ワンダフルライフ」の実現をサポートします。 不動産の購入・売却、資産形成・活用、相続対策のご相談はこちらから。 contact@nishiyama-ld.com 03-6421-8673

0コメント

  • 1000 / 1000