湘南国際マラソン、完走(完歩!?)しました。

昨日行われた湘南国際マラソンでフルマラソンの部に参加し、一応?ゴールしました。


タイムは5時間54分と全く自慢できるようなものではありませんが、今回は「完走」が最低限の目標であり、それ以上を求めてもいなかったので自分自身は満足しています。


2007年に第1回東京マラソンで初フルマラソンを走って以来、フルマラソン出場歴は数えてもいませんが少なくとも20回以上走っているはずです。2011年以降はウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦した時期があります。


ここ数年はあまり練習もしておらず、一度もフルマラソンに参戦しない年もありました。さらにここ数年で体重が数キロ増えており、完走するという目標すら必ずしも簡単なことではないことを自覚していました。


今回の湘南国際マラソンに参戦が決まって以降、ちゃんと身体を作ろうと思っていたものの、10月後半にひいた風邪の完治が長引き、ほとんど練習ができず、11月の1か月の間に行った練習は2回のみ、走った距離も約40km程度とフルマラソンを走る準備としては全く足りていませんでした。(普通100km程度は走るのですが…)


それでも久しぶりのフルマラソン。とにかく「完走はしよう。リタイアや関門カットは絶対せずにゴールゲートをくぐろう」という目標設定で臨みました。


幸い、ここ1週間程度は風邪っぽい症状もほとんどなく、練習不足であることを除けば体調は良い状態。


湘南国際マラソンは過去にも何度か参戦し、自分自身のベストタイムである3時間30分28秒を出した大会(2011年)でもあります。


この湘南国際マラソン、比較的都心からも近い場所で開催される大会ではあるのですが、公共の交通機関から会場までのアクセスが悪いのが難点です。最寄りの駅はJR東海道線の大磯か二宮ですが、そこから会場までは2km強、徒歩で約30分以上かかります。


無料のシャトルバスが運行されるのですが、7時20分ごろに二宮駅に着いたときにはシャトルバス待ちは長蛇の列。フルマラソンのスタートは午前9時ですが、この列に並ぶとバスに乗れるのが8時過ぎになると思われたため、会場まで歩くことを選択しました。

そのおかげもあり、会場について時にはうっすら汗ばむほど。準備体操代わりになりました。


無事着替え、荷物預けも終わり、スタートブロックに並びます。自分のスタートブロックはF。9時のスタートから約20分後にスタートラインを通過しました。


20km手前までは全くどこにも痛みを感じることなく走ることができました。


今回のレースでは、絶対に最後までは走り続けられないことは覚悟していました。

少しでも長くゆっくりとでも走り続けるためにスタート直後から意識したのは自分自身のランニングフォームです。

長距離を走る際、いかに自分の身体に無駄なストレスを溜めないかが重要。そのためにはバランスの良いフォームで走り続けることが必要になります。左右のバランスが崩れると体のどこか片側に痛みが出るリスクが高まります。その痛みをかばいながら走れば、いずれほかの場所にも痛みが出ます。前後のバランスも重要です。前傾が強くなれば腰や太腿に負担がかかり、痙攣しやすくなります。

常に体を直立に近い状態に保ち、頭を無駄に動かさず、どこかに過度なストレスをかけないように意識して走ることを意識しました。


それでも、さすがに練習不足はカバーしきれません。

20km少し手前、江の島の折り返し付近で右のふくらはぎに違和感が出始めました。ピリッと嫌な感触が走り、強いストレスがかかれば攣りそうな気配。

そこから先は自分の身体をだましだまし。フラットなコースではあるものの、微妙に上り下りがあります。上り坂は「歩いても良し」とし、平坦なところと緩やかなくだりはなるべく走って距離を稼ぎます。

25km付近では左膝の外側に痛みを感じ始めました。明らかに「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」の症状です。「そういえばテーピングも何もしていないなぁ」と気が付きました。

もともとO脚である自分は腸脛靭帯炎になりやすい傾向があり、これまでのマラソンで何度も経験してきました。そのため、フルマラソン前には腸脛靭帯をサポートするテーピングを自ら施してきましたが、久しぶりのフルマラソンでそんなことすらすっかり忘れていました。

そこからは残りの距離(各関門やゴールまで)と残り時間を都度確認し、1kmあたりのペースを何分で行けば越えられるか、たどり着けるかを計算し続けていました。


ゴールできるのを確信したのは35kmを過ぎたあたり。それぞれの関門は制限時間の10分程度前に通過することができました。


自己ベストを出した2011年、ちょうどこのあたりで目標としていた3時間30分に少し足りないことに気づき、ペースを上げたいけれども上がらない自分に泣きそうになりながら走っていた記憶が呼び起こされました。その時は5分/kmくらいのペースですが、今回は9分/kmくらい。全然違うペースですが、苦しいのは同じです。

自分自身の初フルマラソンだった2007年の東京マラソンでは5時間47分でのゴールでしたが、それよりも遅いタイム。5時間54分でゴールしました。

(ちなみに、フルマラソンのワースト記録はホノルルマラソンの時でこの時は7時間以上。この時は「この雰囲気をなるべく長く楽しみたい」と思ってわざと遅く走っていたので…)


それでも、久しぶりのフルマラソンをしっかり楽しんでゴールすることができたと感じます。得たものも、思い出したこともたくさんあります。


思い返せば、マラソンを走るようになったことは僕の人生を大きく変えました。

たくさんの仲間に出会ったり、会社を辞めて起業することを決意したり…ほかにもいろいろあります。

「苦しさはやがて消える。あきらめた事実は永遠に残る。」

湘南の海を見ながら、いろいろなことを思い出し、初心に戻って一日一日を大切に生きようと改めて思いました。



実は、来週、白内障の手術を受けます。

手術後は1か月程度運動禁止になるので、今回のレースでしばらく運動はお休み。



僕は走れる限り走ることはやめないでしょう。

走るたびに大切なことを思い出すことができますので。

(長文にお付き合いいただき、ありがとうございました)


西山ライフデザイン「目指せ、ワンダフルライフ!」

西山ライフデザインは大田区雪が谷大塚で開業する「不動産業+FP事務所」です。 「不動産に強いファイナンシャルプランナー」として、お客様の立場に立ち、誠意を込めてお客様の「ワンダフルライフ」の実現をサポートします。 不動産の購入・売却、資産形成・活用、相続対策のご相談はこちらから。 contact@nishiyama-ld.com 03-6421-8673

0コメント

  • 1000 / 1000