太陽光発電
ちょうど一年前に我が家の屋上に太陽光発電パネルを設置しました。売電開始が2月初旬。もうすぐ一年になります。
我が家にはエネファーム(ガスから電気と温水を作る装置)も設置しています。蓄電池はありませんので電気の作り置きはできません。
太陽光発電はいわゆる「再生可能エネルギー」ですが特に太陽光発電は当然天気、特に日照時間の影響を多分に受けますので、日によって発電量、売電量が大きく異なり、ほとんどゼロの時もあります。
さらに、季節変動もかなり激しいです。
不動産投資などの場合には家賃は長期間の間には変動するかもしれませんが、季節変動はありません。一方で、太陽光発電は例えば「今年の〇月はここ数年の中で最も日照時間が短かった」などということがあると途端に売電収入が下がります。そういう意味ではリスキーといえます。
発電量、売電量とも5月が最高。発電量の最低は11月、売電量の最低は9月。
この一年を通して我が家の太陽光発電が最も発電したのは5月でした。さらに5月は気候もよくエアコンもほとんど使いませんので、売電量も結構な量になりました。
発電量の最低は11月でしたが、以外にも最も売電量が少なかったのは9月でした。特に去年の9月は日照量が少なかった上にまだ気温が高くエアコンもそこそこ使用していた、ということでしょう。
売電金額は10年間固定になっていますが、太陽光発電装置は10年では元は取れないと思います。11年目からは買い取り価格も下がるでしょうから、20年くらいでトントン位だと思われます11年目からの買い取り価格がまだわかりませんので収支予測ができません。
これから太陽光発電を始める場合、売電価格はこれからも下がるでしょうが、設備費も下がっているようなので、収益率的にはほぼ横ばいで進むのではないかと思います。
最近は太陽光発電のみならずいろいろな省エネ機能が付き、実質エネルギー消費「0」の「ZEH」(ゼッチと読みます)が多くのハウスメーカーから提供されています。今や住宅は環境にもやさしくなければ市場に受け入れられなくなってきているということでしょう。
しかも、新築時についているということは住宅ローンが使える上に設置に際し補助金が使えるケースがあります。
そして、居住し始めれば光熱費が安い。
このような場合、設置したことによる費用対効果の検証はいろいろごっちゃになってわかりにくいですが、長期的に考えるとある程度効果が見込めるといえそうです。
もうひとつ、家庭の節電への効果として、現在の発電量と使用量がリアルタイムで表示されるモニターが付く効用が大きいように思います。
我が家にもエネファームや太陽光発電を設置した時にモニターが付きました。電子レンジなどを使うと瞬間的に使用量が跳ね上がったり、どこかの部屋でエアコンがついていると途端に数値が違うので消し忘れ防止にもなります。そして何より消費量を下げようというモチベーションが生まれます。
なんとなく「節電」といわれてもなかなか実感しにくいのですが、こうした目先の数値を下げたいと思う意識を持つことは効果的です。
大きなビルなどはみんなが使っている中で自分一人頑張ってもなかなか効果は感じられませんが、我が家では自分の指ひとつで数値が大きく変わる。
オフィスの省エネとかも管理エリアをもっと小さくして目標設定すると効果が高いかもしれないなぁ、などと思いました。
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